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(2010.12.30)
2010年 ベストアルバム

fyk

スビサ
no1
Subiza
Delorean
ラッキー・シャイナー
no2
Lucky Shiner
Gold Panda
コントラ
no5
Contra
Vampire Weekend
ザ・サバーブス
no6
The Suburbs
Arcade Fire
ハルシオン・ダイジェスト
no7
Halcyon Digest
Deerhunter
みんな死ね
no8
みんな死ね
神聖かまってちゃん
レット・イット・スウェイ
no9
Let It Sway
Someone Still Loves You Boris Yeltsin

テキストファイルを開いたり、閉じたりしながら選んだ5枚。順不同です。
今年は気に入ったアルバムが沢山あって、本当に最後まで決めきれず。テキストを開くたび順位が変わったり、ランク外にあったのを「やっぱ上に…」なんて優柔不断の繰り返し。キリがないので、「次点」という口実をつけ、ベスト 6~10もオマケに選ばせて貰いました(小ズルイ感じでスミマセン)。正直、「いつになるんだ?」って感じではありますが、今回ベストに選んだアルバムは、おいおいリコメンドでご紹介しようと思うのでコメントは割愛。次点についても同様です。でも、どれも本当に良い、素晴らしいアルバムなので、「リコメン待てない!」という方はぜひ、自身の耳で確かめてみてほしいです。ホントにどれもお奨めです。
それでは以下、ベストを選びながら思ったことを。


単純に「最も繰り返し聴いた」ってことで言うとAriel Pink's Haunted Graffiti『Before Today』がダントツだったですが、これはベストというよりオールタイムフェイバリットという感じなので選外。あと、最後まで悩んで結局ベスト5には入れなかったのが、神聖かまってちゃん『みんな死ね』、Joanna Newsome『Have One on Me』、The Drums『The Drums』の3枚です。


かまってちゃんは本当に好きで。音源聴いて「いいな」と思っていたところに、サマソニでライブを観てますます好きになったアーティスト。彼等をいいなと思う理由はいろいろあるんですが、一番の理由はの子君が、自分のために音楽をやっているところ。自分の心に素直であろうとする姿に、強く惹かれます。
Joanna~はこれまでのハープ主体の演奏から広がりをみせた内容で、楽曲の良さや唄の素晴らしさはもちろん、もはや国宝レベルというか。本作をもってアーティストとしてひとつの完成形を見せてくれたように思います。そしてThe Drums。これは、2010年の特徴でもある “サーフ系(?) ”で最もよく聴いた&好きだった1枚。サマソニで観たら意外と体育会系でビックリでしたが、美メロ+スカスカした音作りが耳に新鮮で、少ない音数で「80年代アノラック的ポップソングを現代の若者がやってる」っていうのが良かったです。ちょっと意表を突かれました。あと西海岸系(?)って言うのかな、サーフ×ガールズグループ的なBest Coast周辺の音も良かった。あの辺だと個人的にTennis『Baltimore -EP-』がベストです。


ここ数年は日本人のアーティストもいい曲、いいアルバムを作ってくれていて。泣く泣く選外に追いやった、福岡史朗『朝のステーキ』、星野源『ばかのうた』あたり。もう、相当良かったので、邦楽好きな人にはこちらもお奨めしたいです。ベスト6~10に選出したoono yuuki『stars in video game』も然り。


あと今年は、本来なら(自分の嗜好的に)必ずベストに入れるであろう、M.I.A.、Sleigh Bells、Crystal Castlesあたりを迷いなく選外にできた自分にも驚きました。全体的に、上位に選んだアルバムってどれも「キラキラ感のあるメロディアスな音」ばかりだなあ、と。いまこうやって文章を書きつつ振り返ってみて、やっと「2010年の気分」を再確認できたように思います。この一年に生まれた名盤が、また新しい音楽に繋がっていくんだなと思うと感慨深い。そんな感じの年の瀬です。


fyk
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WEB
http://twitter.com/fyk_littleme

BIO
エロ雑誌の編集を生業に、フォトグラファー、コピーライターとして細々と活動中。 好物はねこと生肉。 「ねこよ、1年365日いつでも私の胸に飛び込んでこい!」という、熱いハートの持ち主でもあります。

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