デラウェア州ウェルミントン出身のインディー・ポップバンド、スピントバンドの4年ぶりのフル・アルバムが（やっと）出ました！

スタジオ・アルバムとしては3枚目。自身のレーベル、Spintonic Recordsよりのリリース。


メジャー・デビュー時には、同じくネットと口コミで話題を呼んだClap Your Hands Say Yeahと比較されて紹介される事も多かった彼ら。ネット時代の寵児となったClap~とは対照的に、マイペースすぎたのか、はたまたどこかアホっぽいキャラが原因か、日本ではなんだか地味な印象のままここまで来てしまった感じ。

彼らの哀愁味のある切ないメロディーはとても日本人好みな気がするんだけどなー。


09年にリリースされたミニ・アルバム『Slim & Slender』では、映画『未来世紀ブラジル』の主題歌で有名な”BRAZIL”をカヴァー。それに合わすかのように収録された新曲もトロピカルな仕上がりで、「もしかして昨今のトロピカル・ブームに乗っかった！？」と思いきや、Vampire Weekendのような洗練されたトロピカルさはなく、彼ららしい「のほほーん」とした仕上がりでニンマリ。

今作はその『Slim & Slender』のトロピカルさを取り入れつつも、路線変更といったな大げさな感じはなく、「…あれ？よく見たらアロハシャツ着てね？」みたいなユルさ（笑）。これまでどおりの「ひねくれポップ」で「アホで切ない」スピントバンド節を聴かせてくれます。


そしてスピントバンドといえばMV。今回もなかなか凝ってます。可愛い！まずはこれを観てバンドに興味を持ってもらうのもアリですね。それではアルバムから2曲どうぞ。


（後半の展開がOK Goみたい…笑）





ちなみにこの2曲はこちらから↓フリーダウンロード出来ます（要メール・アドレス）。



【おまけ】 前作『Moonwink』収録の"Pumpkins & Paisley" こちらも可愛らしいMV。
（過去のMVも全部紹介したいところなのだけれど、彼等の代表曲である"Oh Mandy"をはじめとしたいくつかが現在、日本からは視聴不可となっているのが残念…）