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The Go! Team 「Rolling Blackouts」

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The Go! Team -LINK-

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nerisuke─2011.1.31─
アントニオ猪木の代表的な言葉に「元気があれば何でもできる」というのがありますよね。 
4年ぶりにリリースされるThe Go! Team のこの3枚目のアルバムを聞いていると、あながち冗談じゃないような気がしてきます。いや、アントンの言葉を否定してるわけじゃないっすよ!その言葉を実際に体現できる人をあまり目の当たりにしたことがないので・・・。 

現在はKCRWのサイトで全曲無料試聴できます。

PVのセンスもかなり良いです。とりあえず、先行シングルのぶちかまし系の”T.O.R.N.A.D.O”。




キャンディー・ガレージ風の”Buy Nothing Day



PVはないですけど、モータウン風のレトロポップの4曲目”Ready To Go Steady”、ホーンセクションがプライマルの”ローデッドみたいな8曲目”Voice Yr Choice”、チープなコーラス&リコーダーを無理やり切なく聴かせる10曲目”The Running Range  ”、と全曲解説したくなるほどのカラフルさ。

とにかく節操のないバンドです。基本はHipHopなんですけど、とりあえず手当たり次第に気に行った音を食い散らかす節操のなさ。オフィシャルのホームページやPV見てもわかるように、お笑い寸前のパンチ力の高さで記憶に残らせるデザイン性の節操のなさ。そして、どの曲も最終的にはポップな曲に着地させて無理やりにでも耳にこじ入れる作曲センスのえげつない節操のなさ。なさ、なさ、NASAぁぁ!!!・・・すいません、とり乱しました。

これだけ色んな要素詰め込んでるのに、ポップに聴かせるのはホント凄い。なんだろう、やっぱり秘訣は”元気”なのかな(笑)
そうも思いたくなるくらい全曲フルスイング&ジャストミートです。表現が昭和ですいません。


単純にポップな音だけでこんだけテンション上げれるのって今年入って聴いたなかではこのGO! TEAMと The Death Setの"Slap Slap Slap Pound Up Down Snap"かなー。


 
 DEATH SETも節操無く初期ビースティー・ボーイズのパワーだけを抽出してくれてるよなー 。色々あったバンドだけど戻ってきてうれしい。


話それましたがGO! TEAMのニューアルバム、必聴というわけです。メンバーにはツチダ・カオリという日本人もいたりするので日本でも盛り上がらないと彼女にも申し訳ないっすよ!


このDE   

nerisuke

Web
http://blog.livedoor.jp/vmjstyle/

BIO
音楽、プロレス、漫画の三本柱でローテまわしてます。 モヒカンにする事で生え際の後退をごまかしつつ、結局帽子をかぶりがち。@nerisukeでtwitterもやってます。 最近、7年ぶりに地元盛岡へUターン。気合、入ってます。

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奥浜レイラ─2011.2.27─

新人レコメンダーの1枚目、ということで気合いを入れましてこのアルバム、THE GO! TEAMの"ROLLNG BLACKOUTS"を聴きながら書き始めたのですが・・・困った、全然筆が進みません・・・。

なぜかって、歌っちゃうんですよね、ついつい。1曲目の"T.O.R.N.A.D.O"から、ノリに乗って大熱唱。そんな訳でまずはビデオを観て頂いて、私と一緒に歌ってください。初見でも、後半から歌えてしまうと思います。




勢いがありますね。巻き込まれます、トルネードだけに。

と、こんな曲でスタートするんですが、この先も実にカラフルです。曲ごとにボーカルが入れ替わるというのもありますが、聴き進めると様々なテイストがミックスされていることが分かります。これがまた面白いんです!

60'sのガール・ポップ風あり、サイケデリック・ヒップホップあり、教会で録音されたゴスペルソングあり、地域のブラスバンドによる演奏あり・・・。もう、何でも有り!ゆるいのから激しいのまで、なんでも取り揃えてお待ちしています、そんな雰囲気。本当に文字通り、1曲1曲カラーが違うので、曲が始まる度に、次はこう来たか!と驚かされること数回・・。

日本人を含むメンバー構成ということもありますが、今作は日本人の参加が目立つのも特徴です。Deerhoofのサトミさんもゲストで参加し、このミクスチャーアルバムに日本のエッセンスもプラスしています。

この曲がまた、可愛いんですよね~。




サトミさんのOL姿も貴重。このビデオを観ると、日本のバンドにも思えてきます。以前、 the pipettesにはまった経験のある私は、この辺りの感じがツボでした。いや~ドットのワンピース着て、手袋して、ポニーテル姿で歌いたい。


このアルバムのミクスチャー加減、なんでもかんでもジャンルに括り付けたがる私への挑戦状かとも取れます。というか、そもそも私自身もミックスです。それで、ナニ人なの?と聞かれ、の半笑いで答える感じに、このアルバムは似ている気がする。「ジャンルってなにー!うっとおしいわー!」そんな気持ちがバンドの根底にあるような気がして、私は惹かれるのかもしれませんね。あくまでも私の想像ですが。

とにかく、全体に溢れる高揚感がクセになります。そして聴いていて時々思い出すのは、幼い頃に観ていたセサミストリート・・その懐かしさ。何度聴いても飽きないんです。まして自分の脳内で何度も歌っているのにも関わらず、全然色褪せないのですから中毒性があると言っても良いでしょうか。


5月の来日公演まで、聴き続けたいと思います。今回のパフォーマンスも面白いことになるんじゃないかと期待。地元のブラスバンド(20人)は来るのか!?そしてゴスペル隊は!?

奥浜レイラ

BIO
テレビ、ラジオに出演する仕事をしています。テレビ局より、映画館やライブハウスに出没することの方が多いです。