音楽とは、
自分を映す鏡である。

選定基準を邦楽に絞り、純粋に「今年特に気に入ったアルバムは何だったかな？」と思うと、ぱっと出てきたのがこの11枚でした。そして11枚を並べてみると、冒頭の言葉が浮かんできました。

曲を世へ送り出す際、ショート動画でなにをどう発信するか、みんなが発信したくなるにはどうすればいいかを考えることが避けられない時代になりました。SNSを通して日本のポップスが世界へ届くようになったり、新しい才能が見つかりやすくなっていたりと希望的な面もある一方で、音楽のクオリティだけでなく、SNS運用や映像クリエイティブがアーティストの成功を大きく左右することへの危機感も感じています。私自身としては来年以降もそういったSNSの功罪に注視しながら、アーティストの個性や才能が死なないように音楽メディアやSNSに携わっていく所存です。