only in dreams

INTERVIEW

2023年 ベストアルバム

2023年、今年リリースされたアルバムを中心にアーティストや音楽関係者にベストアルバムを選んでいただきました。

(2023.12.28)

The Best Albums of 2023

角田 陽一郎
(バラエティプロデューサー/文化資源学研究者)
「サーフ ブンガク カマクラ(完全版)」 - ASIAN KUNG-FU GENERATION

湘南に拠点がある僕にとってこのアルバムはいつのもの移動BGMだ。そして江ノ電の全駅が揃った完全版で、聴くだけで旅することができる。青春を回帰させてくれるアルバム。

「水木一郎 アニソンデビュー50周年記念ベスト 絶唱 -Z Show-」 - 水木一郎

アニキの楽曲をじっくり聴くまで、アニソンというものを僕はだいぶ誤解していた。そしてその圧倒的クオリティを知った束の間にアニキは逝ってしまった。お逢いしたかったです。

「POP SOS」 - meiyo

meiyoのライブに12月に行ってきた。最高のポップアルバム『POP SOS』を引っさげての全25曲。最後は彼が敬愛するKANさんばりの全曲メドレーが素晴らしい!
かつて才能に憧れプロデュースをしていたmeiyo邂逅から、別れて4年ぶりの再会!
どんどん行っちゃってくれ!!

「Hackney Diamonds」 - The Rolling Stones

2023年に彼らの新譜をレコードで聴く至福。
そして凄くかっこいい!

「Little love」 - Elderbrook

Spotifyで出会ったアルバム。聞いていると無になれる。

「Que ta tte fleurisse toujours」 - Mika

「あなたの頭にいつも花が咲きますように」という意味のフランス語のアルバム。
5月に来日した際にライブに行った。
Mikaの音楽の醸し出す多幸感に僕はいつも救われる。

「Happenings Nine Months Time Ago in June 2022」 - moonriders

昨年華麗なる復活を遂げた敬愛するムーンライダーズの今年のニューアルバムはインプロビゼーション。岡田徹さんの最期の参加アルバム。
岡田さんが通信をしているんだ。

「夢中夢-Dream In Dream-」 - Cornelius

傑作!気持ちよくてずっと聴いてる。
2017年にオザケンが帰還して、2023年にコーネリアス帰還。
フリッパーズギターと1990年19歳の頃に邂逅してから、ずっと夢の中で繋がってる。

「Inti Watana- El Retorno del Sol」 - Luzmila Carpio

ボリビアのアーティスト。世界の音楽との偶然の出会いが起こりやすくなっていることは、ネットのおかげ。たまたま出会った。聞いていると魂に響いてくる。

「Heat」 - Basement Prophet

Spotifyで出会ったアルバム。清浄感と猥雑感の塩梅がいい。

角田 陽一郎
(バラエティプロデューサー/文化資源学研究者)
バラエティプロデューサー/文化資源学研究者 角田 陽一郎
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BIO

バラエティプロデューサー/文化資源学研究者
千葉県出身。東京大学文学部西洋史学科卒業後、1994年にTBSテレビに入社。「さんまのスーパーからくりTV」「中居正広の金曜日のスマたちへ」「EXILE魂」「オトナの!」など主にバラエティ番組の企画制作をしながら、2009年ネット動画配信会社goomoを設立。2016年TBSを退社。
映画『げんげ』監督、音楽フェスティバル開催、アプリ制作、舞台演出、その他多種多様なメディアビジネスをプロデュース。現在、東京大学大学院博士課程にて文化資源学を研究中。
著書:『どうしても動き出せない日の モチベーションの見つけ方』『教養としての教養』『小説『AP』『仕事人生他多数。メルマガDIVERSE配信中。

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