INTERVIEW
2020年ベストアルバム
2020年、今年リリースされたアルバムを中心にアーティストや音楽関係者にベストアルバムを選んでいただきました。

保坂 壮彦 (ALL IS LOVE IS ALL)
コロナウィルスという存在がこの世に出現し、世界中の日常が奪われ・失われて。想像を遙かに超える「見えない今日」が続いた2020年。何が正しくて何が悪いのか。虚偽と真実が錯綜する。「ウィルスに負けるな」と人は言う。これって、勝ち負けの問題なのだろうか、と。不安と恐怖の状況が鎮座する。それでも、毎日を生きること。息をしていること。そのために、音楽は強烈に僕に寄り添ってくれました。ライブという濃密な熱き衝動を得られずとも、耳元に優しく激しく鳴り響く音楽。それはそれは、とてつもない「救い」であり「希望」でありました。そんな音楽たちの中から、僕に、これでもかと突き刺さるほどの優しさと逞しさを与えてくれた音楽を選びました。
しかしまあ、「アルバム」というパッケージで「10枚」を選ぶことは、年々難しくなってきましたね。殊更、今年になってサブスクが加速的に浸透したこともあって。更に、聴き手も創り手もコロナウィルス感染拡大の影響で音楽を聴く・創る手段に変化が出た結果なのかなと。しかし、だ。だからこそ、逆説的に「ベスト・アルバム」というものを選ぶことをやめたくない。やめないで欲しいと思う。音楽が鳴るかぎり。「アルバム」というフォーマットがこの世から無くなってしまわぬように…。
2021年も、まだまだだろう。あの頃のような完璧な晴天は急にはやってこないだろう。むしろ、行く末曇りがちな道を、時々差し込む光を感じながら、進む。そんな日々が続くだろう。それでも音楽はそこで必ず鳴る。ここにいる僕らの意味を示してくれる。僕らがあるべき理由を教えてくれるだろう。そう信じて止まない。未来は明るい。絶対。
保坂 壮彦(ALL IS LOVE IS ALL)

BIO
ロッキング・オン主催の「ROCK IN JAPAN FES. 2001」、「COUNTDOWNJAPAN 03/04」にRESIDENT DJ として出演以降、十数年に渡り出演を果たす。以後、ロケットダッシュレコード主催イベント「GFB(つくばロックフェス)」などで、DJ活動を続けている。他にも、2004年から、オフィシャルサイト「ALL IS LOVE IS ALL」を立ち上げてから、様々な音楽をあらゆる人に伝える架け橋として、多種多様な活動を行っている。

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