INTERVIEW
2019年ベストアルバム
2019年、今年リリースされたアルバムを中心にアーティストや音楽関係者にベストアルバムを選んでいただきました。

小森 誠 (LINK)
『Miss Universe』- Nilufer Yanya
2010年代のロンドンバーニングが生み出した天才NILUFER YANYAの1stアルバムは、
KING KRULEの血が流れるロックとR&B、そしてポップミュージックの未来だ。
『HOUSE OF SUGAR』- (SANDY) ALEX G
前作で一気に大ファンになってしまった(SANDY) ALEX Gの新作はインディーフォークからサイケデリック、ソウルをベースにしながらも、
スフィアン・スティーヴンスの正しい部分だけを抽出した様な天才的アレンジと極上ハーモニーで僕達を包み込んだ2019年を代表するアルバム。
『NOVEL』- N0V3L
「コレクティヴ」を名乗りMVや服も自分たちで作るDIYクリエイティブ集団カナダのN0V3L。Crack Cloudのメンバーも3人在籍してます。
Gang of Four~The RaptureのDNAを受け継いだ鋭角なギターと歪んだディスコビート&ファンクリズムをキャッチーに落とし込むセンス、流行とは別の同時代感が最高。
『Dogrel』- Fontaines D.C.
アイリッシュなアクセントが前面に出たIan Curtis、Mark E. SmithスタイルのボーカルにJosef KミーツCLASHな70'sPUNKサウンドがクールでソリッド、めちゃ良い。
SHAME、Idles、Fontaines D.C.、時代を切り開くのはいつだってパンクロックだった。
同郷のGIRL BAND、The MURDER CAPITALの新譜も最高だったし2019年のダブリンは完全にバーニングしていた。
『SCHLAGENHEIM』- black midi
結成から僅か1年ほどでロンドン最重要バンドとなった若き4人組black midiの衝撃的デビューアルバム。
ポストパンク、プログレ、ブルース、ジャズ、エクスペリメンタル、サイケもノイズも飲み込み、
初期衝動のままに破壊と再生を繰り返す。
凄まじい演奏技術と全く新しい感覚で作られた最新形態のロックンロール。
『ACTIVE LISTENING: NIGHT ON EARTH』- EMPATH
フィラデルフィアのEMPATH、優勝。
ローファイなんて言葉では到底収まりきらない突き抜けた無敵の七色ノイズポップ。
永遠に好き。
『Reward』- Cate Le Bon
Cate Le Bonの新作はこれまで以上にドリーミーな80'sアヴァン・ポップで超好みでした。
美しく洗練された世界観はここ数年のアートポップ最高峰。
『Serfs Up! 』- FAT WHITE FAMILY
2010年代に彼達が存在しなかったら今のロンドンシーンは別物になっていたかも知れない。
サウスロンドン最重要バンドFAT WHITE FAMILY。
アナーキーで破天荒なイメージが先行しているけど音楽的にはダブ、ソウル、グラム、トロピカルからサイケデリック等々
実に多彩かつ妖艶、そして非合法にキャッチー。
現代のカルトヒーローが生み出した2010年代のマスターピース。
『Two Hands』- Big Thief
今年2枚のアルバムをリリースしたBig Thife。一枚目はボーカルADRIANNE LENKERのソロの延長に近い作品でそれはそれで素晴らしかったんだけど、
本作はその対となる様な生々しいバンドサウンドと録音で仕上げてきて、更にBig Thife節の渇いたメランコリックが過去最高にポジティブに鳴り響くエモーショナルフォーク傑作。
『GUV I & II 』- YOUNG GUV
カナダのハードコアバンドFUCKED UPのBEN COOKによるポップセンス爆発なソロプロジェクトYOUNG GUV。
今年リリースされた2枚のアルバムをコンパイルした作品で、ここにきてTEENAGE FUNCLUBラブ全開。
90'sインディーの最高メロディーで誰よりもパワーポップしながらARIEL PINK的80'sポップミュージックで白昼夢。
全曲最高で今すぐ走り出したくなる青春盤。
小森 誠 (LINK)

WEB
http://link1997.com/
https://twitter.com/MakotoKomori
BIO
1979年生まれ、LINKのボーカル&ベース。
1997年にLINKを結成、現在までに国内外で6枚のアルバムを発表。
2018年、kilikiliVillaより「サマータイムラブep」リリース。
2019年にLINK/STARVINGMANによる共作/新曲を含んだスプリットCD『ichigo』をI HATE SMOKE RECORDSよりリリース。
2020年2/2日(日)には下北沢SHELTERにてLINKを結成した1997年から2002年までにリリースされた初期の楽曲のみで構成する
一夜限りのコンセプトワンマンライブ「LINKの初期衝動1997-2002」を開催決定。

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