INTERVIEW
2019年ベストアルバム
2019年、今年リリースされたアルバムを中心にアーティストや音楽関係者にベストアルバムを選んでいただきました。

伊吹 文裕 (ドラマー)
『The Ego Trap』- Scary Goldings
Scary Pockets & Larry Goldings...個人的にあまりにも大好物なサウンドで、2018年に激愛聴した「Scary Goldings」。1枚限りのコラボかと思っていたら、2019年滑り込みで最高にファンキーで⻤グルーヴのアルバムが到着! 今回の嬉しいポイントは、ベースがKNOWERバンドのSam Wilkes、そしてギターでなんとRobben Fordが参加という...この流れヤバいです。日本でもこういう流れを起こしたいです。笑
『Jaime』- Brittany Howard
ここにもNate Smith!?と思ったら、ブリタニー本人からのラブコールで作品もライブも全面参加する事になったそうで…改めて今のネイトの凄さを物語っています。グラスパーがチェレスタ弾いている感じとか含め、凄まじいサウンド。欧米ツアーのメンバーのまま来日して欲しい! そしてそろそろAlabama Shakesの新譜も聴きたいです。
『Finding Gabriel』- Brad Mehldau
メルドーのこういうアルバムって意外と無かったですよね…? 音、声、和音、オーケストレーション、変わっていく景色、一つ一つにとにかく興奮しました。こういうサウンドの中で暴れまくるMark Guiliana、ツボすぎます。個人的にはMEHLIANAより好きです。笑
『Ventura』- Anderson .Paak
そもそもアンダーソン・パークという人間が好きすぎて……インスタのストーリーを毎回チェックしてしまうほど。このアルバムは特にSoul/R&B寄りの印象で大好きです。
『Beware of the Dogs』- Stella Donnelly
普段サウンド全体を聴いて音楽を好きになる事が多いんですが、とにかく曲と声に惹かれました。ギターも凄く上手。そして可愛い。非の打ち所のない、とても魅力溢れるシンガーソングライター。バンドメンバーも最高でフジロックもとても良いライブでした。
『HOCHONO HOUSE』- 細野晴臣
もともと大好きな「HOSONO HOUSE」というアルバムに魔法がかかって、アルバムが2枚になった…いや、それ以上の幸福感が溢れて…すごく幸せで今年一番聴いていました。2019年にこんなにカッコいい音を出す71歳の音楽家…同じ国に生まれただけでも嬉しいです。
『So kakkoii 宇宙』- 小沢健二
僕は世代的にも小沢さんのオリジナルアルバムをリアルタイムで聴くのが初めての経験で、もの凄く感動しました。このアルバムのドラムのレコーディング秘話を少しだけお伺いできたのですが、どこかでガッツリ特集を組んで頂きたいほど興味深いです…。このアルバムがワクワクする秘訣かも。
『Epitaph』- Koji Nakamura
ナカコーさんのソロプロジェクトはどれも好きで聴いていて、その全てが集結したひとつの到達点のように感じました。何度聴いてもその時の環境やタイミングによって景色が変わっていく、とても美しい作品です。
『vivid』- kiki vivi lily
友人の作品その①。とっても音楽的なのにライトで、絶妙なバランスの素晴らしいポップス作品。とにかく曲が良い! ライブで叩かせてもらっているのとは関係なく今年たくさん聞いたアルバムです。WONKの荒田くんのドラムも最高…プロデューサーだからこそ出せるこのフィーリング。もっと沢山の人に聴かれて欲しい名盤!
『この世界は愛で溢れているだろう』- 高木大丈夫とNo Problems
友人の作品その②。ギタリストとして出会って10年来の付き合いになる「高木大丈夫」のシンガーソングライターとしてのデビュー作。2019年とは思えない編成の大所帯バンドで、しかも本人はギターを弾かずベース/ボーカル。普段の彼からはあまり想像できない真っ直ぐな言葉で歌うので、聴いているとすさんだ心がチクっとして心地いいです。ドラムは田中涼さん。絶滅危惧タイプのドラマーで、僕の中では日本のJim Keltner。憂鬱な気分を晴らしてくれる楽しい作品です!
伊吹 文裕 (ドラマー)

WEB
https://fumihiroibuki.tumblr.com/
BIO
1990年、北海道帯広市出身。
若手からベテラン、ポップスからジャズまで様々なアーティストのサポートを務める気鋭の若手ドラマー。
現在は、ものんくる、the chef cooks me、ブルー・ペパーズ、kiki vivi lily、NAOTO、山崎育三郎、家入レオ、あいみょん、コブクロなどのサポート/レコーディングのほか、自身のバンド「OOPS! PIG PALE ALE INC.」「メガネブラザース」でも活動を行っている。

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