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(2014.01.15)

2013年ベストアルバム

2013年、今年リリースされたアルバムを中心にアーティストや音楽関係者にベストアルバムを選んでいただきました。

木下理樹(ART-SCHOOL) が選ぶ2013年 ベストアルバム

え〜新年明けましておめでとうございます。この企画にまた参加出来て、非常に嬉しく感じております。 ART-SCHOOLのニューアルバム制作に、夏ごろから取りかかっており、あまり多くのアルバムが聴けていないのですが、 それでもなお印象に強くあり、昨年、よく聴いていたアルバムを挙げていきます。順不同で。

1「ロング.グッドバイ」きのこ帝国
個人的に、これからもずっと聴き続けるEPになりそうです。彼女たちのこのEPは、群をぬいて、素晴らしかった。

2 「OBSIDIAN 」BATHS
宅録ドリームポップの、名盤。地味ではあるが、スルメ的に何回もリピートして聴いていました。楽曲がどれも良いです。

3 「無題」downy
2001~2002年あたり、彼等とは何回か対バンしていて、ずっと格好いいなあ って楽屋で演奏を聴いていました。 活動休止を経ての復活作。最高です。

4 「AFRAID OF HEIGHTS」WAVVES
ビーチボーイズとグランジをごちゃまぜにしたかの様な甘いメロディと疾走感。お気に入りです。

5 「WAITING FOR SOMETHING TO HAPPEN」VERONICA FALLS
ドリームインディポップの傑作。アートワークも美しく、一時期ずっと聴いていました。

6 「Woman」Rhye
ノスタルジアと甘美な空気感。楽曲を聴いて、これほど映像が頭に浮かんでくる声、音、はそんなに無い。まぎれもなく傑作

7 「TRAD」ACO
ACOさんの、今のライブメンバーで録音されたベストアルバム。クオリティ、それから唄の素晴らしさ。ずっと聴いていたい盤です。

8  「youre nothing」ICEAGE
前作より、更にハードコアさを増した研ぎすまされた刃物の様なアルバム。だが、同時に浮かび上がってくる純潔さ、にやられました。

9 「MAJOR ARCANA」Speedy ortiz
現代に蘇ったヴェルーカソルト、と言うか、グランジ〜ロウファイ的な感覚と女性VOの清涼感が最高です。

10 「ラッキー」環ROY
一緒に仕事やライブする機会などもあり、個人的にいま一番好きなラッパーです。他には無い、彼が持っている空気感、に惹かれる。

以上ですが、他にも、ダフトパンク、ストロークス、後藤まりこ、クイーンズオブストーンエイジ、モーサム、ボーズオブカナダ、マイブラ、アークティックモンキーズなどなど、よく聴いていました。
個人的にこれから、邦楽の、特にロックのマーケットがどう変化していくのか、に興味があります。
ロックのマーケットが凄い勢いで縮小していく 中で、或いは消費されていくその中で、
「それでも夢は観られるのか」という命題は、まさに今、全てのミュージシャンに叩き付けられている問題でもあります。 俺は、それでも夢は観れるよ と言える表現者で在りたいと心から思っています。
それでは素敵な一年になります様に。

ART-SCHOOL /Killing Boy 木下理樹

木下理樹(ART-SCHOOL)

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WEB
http://www.art-school.net/

BIO
2000年Vo.&Gt.の木下理樹を中心に結成。
美しく純度の高いPOPな曲調と轟音ギター、
そして木下のあどけなく危うげなボーカルで表現する独特の世界観を持つロックバンド。

2012年より 木下理樹(Vo/Gt)戸高賢史(Gt)の2人体制で活動スタート。

2012年3月 サポートメンバーに(B)中尾憲太郎/(Dr)藤田勇(MO’SOME TONEBENDER)/(Dr)桜井雄一の3名を加え、新体制での活動を本格的にスタート。
同月アメリカ・シカゴにあるスティーブ・アルビニ主宰のエレクトリカルオーディオスタジオにてレコーディングを実施し、 Ki/oon Music移籍第一弾アルバム「BABY ACID BABY」をリリース。

そして2013年3月 前作「BABY ACID BABY」から7ヶ月というハイペースでツアー経てより強固になったグルーヴをそのまま封じ込めた、5000枚限定6曲入りミニ・アルバム「The Alchemist」をリリース。

2014年1月『ART-SCHOOL presents「KINOSHITA NIGHT2014 〜番外編TOUR〜 」』を各地5箇所で行い、3月には東京・大阪編も行う事が決定。

1月17日  仙台JUNK BOX
1月21日 福岡DRUM Be-1
1月22日 広島ナミキジャンクション
1月24日 名古屋UPSET
1月26日 横浜BAYSIS

3月14日 大阪BIGCAT
3月22日 渋谷AX

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