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(2019.1.10)

2018年ベストアルバム

2018年、今年リリースされたアルバムを中心にアーティストや音楽関係者にベストアルバムを選んでいただきました。

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加倉 伸也(アイウエアデザイナー)

FORTH WANDERERS (IMPORT/CD)
Forth Wanderers
Forth Wanderers
IN TRANSIT
In Transit
The Amazing
Blue Motel
Blue Motel
Bart & The Bedazzled
OK OK OK
OK OK OK
Gilberto Gil
AMERICAN UTOPIA
American Utopia
David Byrne
Broken Politics [解説・歌詞対訳 / ボーナストラック収録 / 国内盤] (TRCP235)
Broken Politics
Neneh Cherry
GOOD THING [CD]
Good Thing
Leon Bridges
ヘブン [ROSE-235]
ヘブン
曽我部恵一

『Bark your head off,Dog』- Hop Along
今年もインディーのバンドの良作は女性VOのものが多かった、その1枚がこれ。
少しハスキーな声が表情豊かで、バックの演奏もしっかりROCKしたバンドサウンドから弦楽器を多く取り入れたフォーキーなものまで多彩。アルバム通して良かった。

『Future me Hates me』- The Beths
ここ最近はオージーバンドに良作が多く、必ずチェックしているのだけどその流れにあるバンドのデビュー作。これも女性VO。メンバー全員が大学でジャズを勉強しているというのが異色ながら堅苦しくなく、キャッチーなメロディーの上に疾走感あるコーラスと演奏は気持ちいいです。最後までいっきに聴けるアルバム。

『Forth Wanderers』- Forth Wanderers
Pavementや新作が良かったCourtney Barnettに似た音の雰囲気もあるこのバンドも良かった。

『In Transit』- The Amazing
Cigarettes After Sexの様な浮遊感ある音が癖になる、このストックホルムのバンドの発見は嬉しかった。メロディはもちろんの事、ギターの音色、アレンジが素晴らしく完成された世界観に酔いしれた。

『Blue Motel』- Bart & The Bedazzled
ネオアコの流れを汲むバンドの中では、Go-BetweensのRobert Forsterの息子がメンバーのThe Goon Saxの新作も良かったのだが、自分はあまり話題になっていないこちらを。
このアルバムのなかにはAZTEC CAMERAやORANGE JUICEを通過した音が感じられる曲が多く、長く愛聴出来そう。

『OK OK OK』- Gilberto Gil
今年も南米のアーティストは豊作。新人のRubelのような刺激的な新人もいたが、個人的にはベテラン勢の復活が嬉しかった。中でもGilberto Gilの体調不良から復活のこのアルバムはいい内容だった。決して古くならず現在進行形のブラジルの音楽をしていてニンマリ。

『American Utopia』- David Byrne
この人の久しぶりのソロは裏切らなかった。単純なオールドロッカーの新作ではなく、新しい音とメッセージ。いつも考えさせられ、そして麻酔のように浸透していく嬉しいロックでした。まあ、声が聴けるだけでも嬉しいんですが。ライブが見たいな。

『Broken Politics』- Neneh Cherry
彼女も久しぶり。清々しいブルーストライプのロングシャツを着たジャケットからは何か吹っ切れたような印象。音も静かに淡々と、でも力強く、今までの中で一番好きかも。
サンプリングにNenehの父親の盟友であるORNETTE COLEMANを使っているのが個人的は嬉しかった。あとMASSIVE ATTACKの3D参加も。

『Good Thing』- Leon Bridges
彼はメジャーデビュー前から追っていたのだが、2作目で大きく進化した。1STより更に良くなっていて、この新旧ソウルのMIX感は新鮮。

『ヘブン』- 曽我部恵一
年末に突然リリースされた問題作?曽我部さん凄い!!
全編ラップでしかもバックはバンド演奏ではなく、サンプリングのループ。1曲目からブラジル音楽のサンプリングでニンマリしました。これ最高です。アナログで聴きたい!!

加倉 伸也(アイウエアデザイナー)

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BIO
某アメリカブランドのデザインに15年携わった後、今年から新たなブランドのデザイナーに就任。またファッションブランド、ミュージシャンのオリジナルなども多く企画・デザインする。

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