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(2017.12.22)

2017年ベストアルバム

2017年、今年リリースされたアルバムを中心にアーティストや音楽関係者にベストアルバムを選んでいただきました。

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小山 真義(FM802 番組制作ディレクター)

Gentlewoman, Ruby Man
Gentlewoman, Ruby Man
Flo Morrissey & Matthew
Life Will See You Now
WOODLAND ECHOES
Woodland Echoes
Nick Heyward
Crooked Calypso [12 inch Analog]
Crooked Calypso
PAUL HEATON & JACQUI ABBOTT
カラーズ
Colors
Beck
Freedom Is Free
Freedom Is Free
CHICANO BATMAN
THE KIDS(通常盤)
The Kids
Suchmos
Popcorn Ballads
Popcorn Ballads
サニーデイ・サービス
Heartworms
Heartworms
THE SHINS
Hug of Thunder
Hug of Thunder
BROKEN SOCIAL SCENE

FM RADIOで リスナーの耳に馴染みやすいミュージック、
新しい音楽の出会いを演出させてもらってます。
今年も、家や、自分のFREEな時間に好んで聞いてたALBUMを10枚選びました。
新人さんより、好きなジャンルのベテランさんが出した新譜が多めになりました!
もしかしたら、凄まじく、トレンドからかけ離れてるかもです。
ただ、超POPかと!(若干暗めですが)
どのALBUMもタイムレスなメロディーだらけだと思ってます!

Gentlewoman, Ruby Man - HYPERLINK
今年一番最初に買ったカバーALBUM。
2010年代のARTIST、FRANK OCEAN、JAMES BLAKEから、
ROCK スタンダードなVELVET UNDERGROUNDまで、
時代関係なく、もともとメロディーがいい曲ばかりをセレクト。
オリジナルの曲のメロディーの良さをMOODたっぷりに聞かせてくれて
1枚通しての翳り具合とポップ感がいい具合。
この1年ずっと夜の1枚で愛聴していました。
まだ23歳のFlo Morrissey。好きなUKシンガーの系譜です。

Life Will See You Now - JENS LEKMAN
たまたまレコード店で「あ!出てる!まだやってたんだ」という驚きで購入。
2000年代に登場した、素晴らしいネオアコARTISTだと思ってます。
[ ギタポ<ブルーアイドソウル ] なバランスと、少し踊れる要素を加え、
これが、2010年代後半、[今のネオアコ感!]って感じで
EVERGREENなPOP全開の瑞々しさ満載!
どの曲もEPになりえる、POP OF POP なSONGばかり!
個人的には、今年のBEST HAPPY FEELIN’な1枚です!

Woodland Echoes - NICK HEYWARD
80年代に輝いたHAIRCUT 100のNICKの、たぶん、10年以上振りのソロです。
「LOVE PULUS ONE」や「好き好きシャーツ」なんて歌ってた時から
40年以上の歳月を経ての2017年の新作は、どの曲も落ち着いていて、
GUITARの音もほっこり暖かい感じで、「輝きを取り戻す」って、
こういう感じなのかな?と思ったベテランさんの素晴らしい1枚でした。
そして、一聴めに感じたPAUL McCARTNEYらしさ。
聞けば聞くほどPAUL よりPAULらしいUK POPな曲が詰まりまくっていて、
今年夏以降、最高の1枚です

Crooked Calypso - PAUL HEATON & JACQUI ABBOTT
元THE BEAUTIFUL SOUTHの2人のユニットの新譜。
このALBUM、UKでは2位、スコットランドでは1位、
THE BEAUTIFU SOUTHまわりは、やっぱり国民的な存在なんだなぁと思いました。
PAUL HEATONのTHE HOUSE MARTINS時代からブレない、この王道なPOP感、 すごく素敵です!
今年、新しく実験的だったり、時代のトレンドだったり、新しいものっていうより、
POPでスタンダードなものを、よくを聴いてたかもしれない。(笑)

Colors - BECK
時代ごとに何かを打ち出す、BECK節も大好きだけど、
楽しく聞かせてくれることに徹しているかのようなBECKも大好き!
2016年に、新作についてインタビューさせてもらった時、
(結局リリースが1年延期になったので、収録曲の変更があったかもしれませんが)
「RADIOから流れる、いろんな時代のHIT SONGが大好きで
インスピレーションの元になった」て言ってはったけど、
このALBUMは、BECK史上一番の「BECK流大衆的POP盤」だと思います!
いい意味で、BGMとしてカラフルな世界を魅せてくれてる、大好きな1枚です。

Freedom Is Free - CHICANO BATMAN
ジャケットみて、ジミヘンぽい若干プログレっぽいARTISTかと思って試聴したら、「お!!!」とブラジルっぽい感じや、70’S SOULっぽさや、 レトロ感満載の音感触が心地よくて、特に情報もなく購入した1枚。
3枚目らしい。JACK WHITE、ALABAMA SHAKESとツアーを回ってた。
…などは、後から知りました。
2017年に、CURTIS MAYFIELDが蘇ったか?て思わせるくらい、
時を超越した感のあるSOUL MUSICを新鮮に楽しめた1枚です!

The Kids - Suchmos
最初、ジャケ見ながら1枚まるっと聴いたあと、このGROOVE感良いなぁって、
音の波に乗っかってる自分がいたGOOD VIBRATIONな盤でした。
そして、今年、多くのリスナーがこのGROOVEを共有し
2017年のトレンドを作ったと思います。
「MINT」で、ALL YOUNG DUDESに向けて「調子はどうだい?」て
呼びかけるYONCE君の感じが、「LIVE FOREVER」を歌ってる頃の
リアム・ギャラガー感満載で、むちゃ漢前で大好きです。
今年の「かっこいい大賞」な1枚です。

Popcorn Ballads - サニーデイ・サービス
春にストリーミングで配信された作品が年末にまさかのフィジカル!
去年も「DANCE TO YOU」をあげさせてもらいました。笑
前作はサニーデイの青い感じ炸裂で、活動再開後、
ロマンチックなサニーデイの快心作だと思ってましたが、
こちらの作品の空気感は、ロマンチックだけど、どこか「ブレードランナー」的。
サニーデイらしくもあったり、らしくもないような、
でも、「この曲いいなぁ、この曲もいいなぁ」となって、
これがいい感じにはまっていって、いつも通り素敵な1枚になりました。

Heartworms - THE SHINS
2000年代以降のUSインディーバンドの中では、多分一番好きかも!
いまだインディー感その感じ満載で生き抜いてるのも大好き!
今年、家の中や移動中は、POPなものしか聴いてないかも・・・ってくらい POPなものばかりだったんですが、
このALBUMも好きなメロディーで埋め尽くされてました。
フォーキーな感じや、サビの馴染みやすいフレーズ、
そして、程よい具合のサイケ感とか、POPセンスがすごく好きな1枚。 
決して早くもなく、上がることもないですが、いいテンポでHAPPYになれます!

Hug of Thunder - BROKEN SOCIAL SCENE
ARCADE FIREも、とっても拓けててよかったけど、
同じカナダの大所帯バンドのこちらの復活作は、
FEISTも、STARSもここに帰還してきて、変わらないメンツが集まった音で、
DREAMYかつ、疾走していて、自分の肌感的にジャストに好きなROCKでした。
たぶん、10枚の中で一番アグレッシブな1枚かも。
6曲めのアウトロから、7曲めのFEISTのボーカルが入るまでのイントロの緩急とか最高っす!

小山 真義 (FM802 番組制作ディレクター)

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WEB
https://funky802.com/service/homepage/index/1722(番組ホームページ)

BIO
FM802 番組制作ディレクター
FM802 MUSIC FREAKS
DJ 藤原さくら、YONCE(Suchmos) 週代わりで毎週日曜日夜10時から

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