INTERVIEW
2017年ベストアルバム
2017年、今年リリースされたアルバムを中心にアーティストや音楽関係者にベストアルバムを選んでいただきました。
Hal Ritson (The Young Punx!)
Mr Jukes / God First
God Firstは、Bombay Bicycle Club のJack Steadman による秀逸かつ美しいニューアルバム。彼のソロプロジェクトであり、自身の音楽的パーソナリティをこれまでとは違った側面から表現する喜びを、聞き手がリアルに感じ取ることの出来る作品となっている。その構想は、古いソウルやジャズのレコードにインスパイアされて世界を旅して回る中、その多くの時間を東京のビニル・バー(アナログレコード・バー)で費やし、また時には貨物船の乗客として移動を続けながら、一年をかけて頭の中で積み上げていったものだという。
Ratboy / Scum
イギリス人Jordan Cardy率いる若いバンド。Scumは、そのデビューアルバムだ。ラップ、エレクトロ、ロックのパンキーな融合は、かつて一時代を共に築いたBeastie Boys やClashにも似たサウンドである。Blur のDamon Albarn といった音楽プロデューサーたちによる、Jordanの若いエネルギーへの注意深い視線を感じさせる一枚。
High Contrast / Night Gallery
ドラムンベース制作において長きにわたり成功を収めてきたHigh Contrastが、2017年は、創造性と面白味に満ちたポップ・アルバムをファンに届けることでまた新たな成長を遂げた。得意のドラムンベースはもちろんのこと、ヴィンテージソウルやハウスミュージックへの彼の愛情が活かされたアルバムとなっている。
Calvin Harris / Funk Wav Bounces Vol 1
ダンスミュージックで長期のキャリアを維持するのは困難だ。サウンドは進化を続け、ひとたび収めた成功も、その流行の風向きが変わればたちまち時代遅れと化してしまう。そんな問題とは無縁であり続けてきたのが、このCalvin Harrisだ。EDMブームの前から優れた音楽を作っていた彼は、EDMがそのピークを迎えるやそのサウンドを取り入れ、世界最高峰のプレイヤーの一人となった。EDMを超える進化を遂げてからもCalvinは更に歩みを続け、いよいよ今年、80年代のソウル、ファンクへの愛を注入した、極めて商業的でありつつもファンキーな作品を世に送り出すに至った。
Hal Ritson (The Young Punx!)
WEB
http://www.theyoungpunx.jp (JP)
http://www.theyoungpunx.com (UK)
2018年、所属バンドThe Young Punx にてThe Tribe Of Good という新プロジェクトを展開予定。このバンドでは、初期の頃のディスコ、ソウル、ファンクミュージックのサウンドとスピリットを、現代的なエレクトロ・プロダクションと融合することにより、レトロとフューチャーの卓越したコンビネーションを実現している。2018年は、ポジティブなメッセージに満ちたあの良き時代の音楽に要注目!
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[Alexandros]─ 古田琴美
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KONCOS─ 古田琴美
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くるり─ 古田琴美
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04 Limited Sazabys─ 古田琴美
- 2016.9.27
Predawn─ 古田琴美
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Gotch─ 古田琴美