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(2016.12.22)

2016年ベストアルバム

2016年、今年リリースされたアルバムを中心にアーティストや音楽関係者にベストアルバムを選んでいただきました。

小山 真義 (FM802 番組制作ディレクター) が選ぶ2016年 ベストアルバム

ドゥ・ハリウッド
Do Hollywood
The Lemon Twigs
DANCE TO YOU
DANCE TO YOU
サニーデイ・サービス
Fever Dream
Fever Dream
BEN WATT
CALL
CALL
スカート

1・Do Hollywood / The Lemon Twigs
N.Y. ロングアイランドから、びっくりの17才と19才!てキャッチをよく見た!
90年代に、60年代以降のポップとロックのマジックエッセンスを
ギュッとコンフィデンスして飛び出してきた「JELLYFISH」に出会った時のようなうれしさ!
その時から、プラス20年の時代を経て、情報INPUTし放題な2010年代に、
「これかぁ!!!」って、クラシックなのに新鮮な、人なつっこいメロディー。
個人的に大好きなメロディーをよみがえらせてくれた新しいD.N.A.に大感謝!
この秋から、ずっと聞いてる1枚。

2・心の中の色紙 / AL
小山田壮平と長澤知之のプライベートユニットから、盟友・藤原寛と後藤大樹を迎えて作った1st!
2人でやってた頃の「北極大陸」の音源化もうれしかったですが、
「メアリージェーン」を聞いた瞬間に、コーラス、音の重ね方、美しすぎてもう!素敵すぎでした。
お互いのリスペクトによって生まれた曲どれもALだけのオリジナル感たっぷりに耳心地よく!
2人の作曲家とボーカリストの融合で、さらに高い場所にいっちゃたなぁ。
本当にALでしか生まれないGOOD MELODYだらけのオリジナルな1枚だなぁと

3・DANCE TO YOU / サニーデイ・サービス
自分が、大学卒業したばかりの時に手にした1996年の名盤「東京」からちょうど20年。
SWEETでロマンチックな歌詞とメロディー、
同じように年齢と経験を重ねてるサニーデイ・サービスのはずなのに、
これを聞くと、当時、サニーデイにもらった最高の「青春狂走曲」な感覚に戻ります!
甘酸っぱい1枚いただきました。
今の20代前半の人に、ぜひ聞いて欲しいと思う、ウキウキする盤です。ジャケットもバッチリ!!!

4・ Fever Dream / BEN WATT
ネオアコの巨匠!近年、リリース多いですが、今年春に出たこのALBUMは、
ここ最近の名パートナー「バーナード・バトラー」さんの色気も程よく、
A.O.R.しないけどコクがある、穏やかな波の上にいるような曲がいっぱい。
お休みの日に、寝っ転がりながら聞く最適の1枚としてバッチリでした。
ネオアコ好きなもんで、今年はTARSHCAN SINTRASの新作もよかったのですが、
1枚の風景としてつながる、全体の構成が大好きで、こちらをネオアコbestで選んでみました。

5・ CALL / スカート
今年は10月まで1年間、ceroの高城晶平さんと番組をやってきて、
彼の感性に触れて、音の刺激をたくさんいただきました。
その中で、新たな出会いだったのは、澤部さんでした。
めちゃくちゃでっかい身体から、あのセンチメンタル・J-POP!!!
RADIOで流れたら、想像力もっと掻き立ててくれるような、歌詞にはまるメロディー!
絶賛、応援したくなる、日本のポップなアルバムだと思いました。

6・Emily's D+Evolution / ESPERANXA SPALDING
最初、限りなくPOPな現代音楽だなぁと。徐々に気持ちいいグルーヴやなぁとなって。
トニー・ビスコンティーと共同作業って
DAVID BOWIEの「★」と同じくらいのタイミングだったのかな??なんて想像しながら、ループ!
来日公演も見させていただき、なんだかんだ、惹きつけられるのはボーカルの無敵さなんだなぁと。
表現者のオリジナルな世界観を生かすのは、やはり表現者のボーカル!
2016年、出会えて、ほんとに新鮮な耳障りをくれた、大好きな1枚でした。

7・Wildflower / THE AVALANCHES
自由に、楽しい、HAPPY!この夏、移動時のBGMはこれでした。
曲のつなぎも切れ目なく、RADIOを聞いてる感じ!
16年ぶりの2枚目も、サンプリングやりたい放題で耳が楽しい!
「THE NOISY EATER」で、「THE BEATLES」の「COME TOGETHER」だけかなと思いきや 「PAUL McCARTNEY」「アンクルアルバート」っぽい部分も発見!
LEMON TWIGSとは全然別の手法、サンプリングの手法で、
POPのスタンダード感を再構築してくれて今年のご機嫌No.1 ALBUMでした。

8・EVERYTHING AT ONCE / TRAVIS
自分の中では、90年代以降のUK GUITAR ROCK BANDのずっと良心的な存在です。
BRIT POP時代から、ぶれない、清いメロディーが好きで、今作も安定のTRAVIS印。
4人の持つピースなオーラがそのままROCKに包まれる、優しいGUITAR ROCK!
バンドと同じ、今年20周年のFUJI ROCK FES でも、らしさ全開のLIVEで、
いい景色を見せてくれて、ほっこりでした。
収録曲の「Magnificent Time」は、今年のほっこりNo.1 SONGだと思います!!!

9・ WHY ARE YOU OKAY / BAND OF HORSES
突き抜けるROCKもあるし、フォークROCKな雰囲気の曲もあるし、
でも、どの曲もジャケットの感じまんまに、青空!BEACH! なイメージで
吹き抜ける感じに、身を任せて最後までGOOD FEELINGなALBUMでした。
なにげなく、CDプレイヤーにCD入れて聞く回数が多かったので、
好きなんだなぁと気づいた次第です。
「ジャケいいなぁ。買おう!」で、買ってすごく好きになった盤!買ってよかった今年の1枚!

10・I like it when you sleep, for you are so beautiful yet so unaware of it / THE 1975
マンチェに、こんなキャッチーでキラキラしたPOPバンドがいたなんて!って出会いから2年を経ての2枚目!!!
「ニューロマ、80’Sテイストかい!」てツッコミよりも、
エロさというか、色気、このPOPな『ピンク』攻めにやられました。
EDMのように、がっつり食い込んでこない、エレポップの、いい塩梅。
大衆に受けるPOPさと、ARTな側面でも十分なPOPさを個人てきに感じた良い1枚でした!

FMのRADIO屋さんやらせていただいて、
リスナーの耳に馴染みやすいミュージック、新しい音楽の出会いを演出させてもらってます。
私的RADIOがあったら、今年出たこの10枚は、必ずヘビーローテーションだったなぁて
普通に、大好きな音楽を紹介したく、参加させていただきました。
超個人的な「POP」感で10枚選んでみました。

小山 真義 (FM802 番組制作ディレクター)

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WEB
https://funky802.com/service/homepage/index/1722(番組ホームページ)

BIO
FM802 番組制作ディレクター
FM802 MUSIC FREAKS
DJ 藤原さくら、YONCE(Suchmos) 週代わりで毎週日曜日夜10時から

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