INTERVIEW
2014年ベストアルバム
2014年、今年リリースされたアルバムを中心にアーティストや音楽関係者にベストアルバムを選んでいただきました。
Matthew Caws(NADA SURF) が選ぶ2014年 ベストアルバム
Alvvays
Angel Olsen
The War On Drugs
Spoon
Run The Jewels / Run The Jewels 2
パワフルなトラック、知的なリリック、時に面白くて、哲学的でもある。社会的な主張は過激に響く時もあるけれど、常に一定の倫理観と文脈を保っていて、高い理想を感じさせる。
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Alvvays / Alvvays
ずっと聴いていたのがシングルの「Archie, Marry Me」。この、ロマンティック映画の様な、タイムレスな響きの曲が余りに素晴らしくて、他の曲に移れないくらい繰り返し聴いていた。こんなに素晴らしい曲にはそうそう巡り会えないよ。
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Angel Olsen / Burn Your Fire For No Witness
黒装束じゃないディープでダークなモダン・ゴス。宗教色のないニック・ケイブ。
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The War On Drugs / Lost In The Dream
気持ちは音に連れ、音は気持ちに連れ。空虚さのない80’s.
このレコードは僕らを取り込んで、聴いている時にはどこにでも行けるような、もしくはどこにも行けない様な浮遊感に包まれる。白昼夢を夜に見るような不思議な世界に連れて行ってくれるんだ。
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Spoon / They Want My Soul
最高級のバンドからのさらなる新しいアルバム。
シンガー/ギタリスト/ソングライターのBritt Danielは全然無理なく、いつも予期せぬ何かを創り出だしてくれる。全くもってユニーク。Spoonというバンドがいるなんて僕たちはほんとに幸せだよ。彼らのレコードはいつも素晴らしい。
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Sleaford Mods / Divide And Exit
強い社会的なメッセージを持ったリリックが、威力とちょっとしたユーモアとともに吐き出される。トラックはシンプルな繰り返し。ステージでは一人がマイクを持ち、もう一人がビール片手にタバコを吸いながらラップトップを操る。ただそれだけでそれ以上でもそれ以下でもない。有り難いことにそれ以上は必要ないんだ。
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Real Estate / Atlas
シアトルのステージ脇から彼らがこのアルバムをプレイするのを観た。
一貫性のあるメロディー、リラックスしたリズム、繊細さ、調和、夢見心地・・それらの向こうから聞こえてくる歌詞の断片。。すべてがまさにちょうど良い。衝撃的だったよ。
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Courtney Barnett / The Double EP: A Sea Of Split Peas
コートニーはそれはそれはユニークなスタイルで、実に興味深い物語を語ってくれる。
とってもカジュアルだけれど、同時に凄く知的で勇敢さとほろ苦さのある視点なんだよね。
彼女がたくさんのレコードを作ってくれることを願っているよ。
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Future Islands / Singles
2番目のAlvvaysと同様に、彼らの「Seasons」という曲にすっかりハマってしまった。今年のお気に入りの1曲だよ。
曲を聴いたときに感じるサイズ感とスペース感が奇跡的なんだ。時の流れ、愛が育まれそして失われ、恐らくもう一度育まれていくその感じ。本当に奇跡だ。
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Phantogram / voices
Phantogramはいろいろなタイプの音楽が交差する所に立っているんだけれど、彼らは彼ら自身の様にとても自然な形でその頂点に位置している。
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Matthew Caws(NADA SURF)
WEB
www.nadasurf.jp (JP)
www.nadasurf.com (US)
NADA SURF / only in dreams
Minor Alps / only in dreams
BIO
NYブルックリンの3ピース・パワーポップ・インディーバンド、ナダ・サーフのフロントマン(G/Vo)。
高校の同級生だったマシューとダニエル・ロルカを中心に93年頃活動をスタートさせたナダ・サーフ。96年デビュー・アルバム『High/Low』が大ヒット、切ないメロディを乗せた瑞々しいポップ・ロックで“ポストWeezer”と賞され一躍メディアを騒がせる存在に。その後、『The Proximity Effect』(98年)『Let Go』(02年)『The Weight Is a Gift』(05年)『Lucky』(08年)『If I Had A Hi-Fi』(2010年)、そして最新作となる『THE STARS ARE INDIFFERENT TO ASTRONOMY』(12年)、とコンスタントにアルバムをリリース。結成以来20余年、豊かな音楽性とセンス、実力を合わせ持った真のインディーとして活動を続け、パワーポップファンのみならず幅広く音楽ファンからリスペクトされる存在である。
日本では、NANO-MUGEN FES. 2009での待望の初来日を果たして以来、SUMMER SONICや単独公演などでも度々来日公演を行っている。
マシュー個人としては、ジュリアナ・ハットフィールドとのニュー・プロジェクト、MINOR ALPSも始動、アルバム『GET THERE』(2013年10月)をリリースした。
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